(写真:WEB本の雑誌)
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毎年恒例の「京の冬の旅 非公開文化財特別公開」。普段は観ることのできない寺院や寺宝が、2014年1月10日から3月18日の期間限定で公開されます。

今回公開されるのは、戦国武将ゆかりの地や、茶人や絵師に育まれた文化をテーマにした寺院や寺宝です。"50代からの旅と暮らし発見マガジン"『ノジュール』の1月号では、特別公開に合わせ、非公開文化財と周辺の名所をめぐる観光のモデルプランを紹介しています。

定番名所の清水寺を参詣後に、高台寺、知恩院三門、建仁寺などの特別公開寺院をめぐるのが「東山コース」。慶長11年(1606)建立の高台寺には、開山堂、霊屋、時雨亭、傘亭などの重要文化財が残り、小堀遠州作の美しい庭園は、国の特別史跡・名勝に指定されています。そこから10分ほど歩いたところにあるのが、法然上人が開いた浄土宗総本山・知恩院三門です。木造の門としては世界最大規模を誇り、楼上内部の天井には、極彩色の飛竜が躍ります。次に訪れるのが、源頼家の援助によって創建された京都で最初の禅寺・建仁寺。8年ぶりに冬の時期に公開される開山堂には、栄西が中国からもたらした菩提樹が植えられており、その北側に立つ両足院には美しい池庭が広がっています。石畳の坂道を歩き、風情ある祇園の町を抜ける道並みは、京情緒たっぷりです。

石庭が有名な世界遺産・龍安寺や、「京の冬の旅」初公開となる妙心寺大法院を歩くのが、「洛西コース」。清浄な気配漂う名庭の龍安寺で心洗われて、優美な御殿作りの仁和寺へ。大本山妙心寺の情緒ある境内をめぐった先にある大法院には、楓と苔が美しい露地庭に囲まれた優雅な客殿と、ふすま8面に百羽の鳥を墨一色で描いた「叭々鳥図(ははちょうず)」が待っています。

『ノジュール』では、ほかにも「開運京都・冬の"初"旅」や「京都で楽しむ冬ご飯」、古都歩きの拠点にしたい「風情満点町家宿&快適ホテル」など、冬ならではの京都を満喫できるプランが満載。2014年の旅初めは、冬の京都を愉しんでみてはいかがでしょうか。

【関連リンク】
50代からの旅と暮らし発見マガジン「ノジュール」
http://www.nodule.jp/