世界24カ国・地域から82人が参加した大会で、無差別部門のほか、ユースと団体の部門でも優勝。日本発祥のボードゲーム、オセロで、日本人が圧倒的な強さを誇る結果となり、頭が下がる思いだ。
10月14日、日本勢が帰国する全日空機(ドイツ─成田)では、36年前の第6回大会で優勝した谷田邦彦さん(51)が機長を務めた。福地君が最年少記録を塗り替えるまでは、当時15歳だった谷田機長が記録を保持していた。
「フライトスケジュールは1カ月前から予定されていて、オセロ大会にゆかりのある機長を充てるということでしたが、福地さんが優勝して最年少記録を更新するとはまったく想定しておりませんでした」(全日空広報担当者)
機上でアナウンスまで披露し、快挙を祝うこととなった谷田機長は「何度もおめでとうと言いたい」と、わがことのように喜んでいるという。
まだ11歳。末恐ろしい「オセロ名人」となるに違いない。(本誌・岩下明日香)
※週刊朝日 2018年11月2日号