大杉漣、初プロデュース作にして最後の主演作 評論家の評価は? (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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大杉漣、初プロデュース作にして最後の主演作 評論家の評価は?

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(c)「教誨師」members

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 大杉漣主演の「教誨師(きょうかいし)」が全国で順次公開中。その膨大なセリフ量とユニークな内容ゆえに「役者に喧嘩を売っているのかと思った」と大杉自身が評した脚本を書き、監督を務めたのは佐向大。出演はほかに古舘寛治、玉置玲央など演技派ぞろい。

【「教誨師」の場面写真はこちら】

 牧師の佐伯(大杉漣)は半年前に着任したばかりの教誨師。わが国での教誨師とは、受刑者に対して道徳心の育成、心の救済に努め、彼らが改心できるように導く諸宗教の聖職者のこと。

 彼が面会するのは、おしゃべりな中年女・野口(烏丸せつこ)や気のいいヤクザの組長・吉田(光石研)など、一癖も二癖もある6人の死刑囚。真剣に思いを吐露するものもいれば、くだらない話に終始するものもいる。

 一方の佐伯は、彼らに寄り添いながらも、自分の言葉が本当に届いているのか、死刑囚たちが心安らかに最期を迎えられるよう導くのは、正しいことなのか苦悩する。その葛藤を通じ、彼もまた己の人生と向き合うことに……。

本作に対する映画評論家らの意見は?(★4つで満点)

■渡辺祥子(映画評論家)
評価:★★★ なかなかGOOD!
面会室での1対1の会話が6人分。そこに説明的描写が加わる単純な構成がドキュメンタリーを思わせる。死刑囚の喋る言葉が教誨師の心を成長させているように見えるのは、計算された脚本の力なのか、大杉さんの巧さ?


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