田原総一朗「枝野幸男が小沢一郎と因縁を乗り越え、極秘会談した理由とは?」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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田原総一朗「枝野幸男が小沢一郎と因縁を乗り越え、極秘会談した理由とは?」

連載「ギロン堂」

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田原総一朗週刊朝日#田原総一朗
田原総一朗(たはら・そういちろう)/1934年生まれ。ジャーナリスト。東京12チャンネルを経て77年にフリーに。司会を務める「朝まで生テレビ!」は放送30年を超えた。『トランプ大統領で「戦後」は終わる』(角川新書)など著書多数 (c)朝日新聞社

田原総一朗(たはら・そういちろう)/1934年生まれ。ジャーナリスト。東京12チャンネルを経て77年にフリーに。司会を務める「朝まで生テレビ!」は放送30年を超えた。『トランプ大統領で「戦後」は終わる』(角川新書)など著書多数 (c)朝日新聞社

2016年に国会内で野党共闘を話し合うもさえない表情の小沢一郎氏と枝野幸男氏(c)朝日新聞社

2016年に国会内で野党共闘を話し合うもさえない表情の小沢一郎氏と枝野幸男氏(c)朝日新聞社

 希望の党と民進党が進めていた統一会派構想が白紙となった。「一強多弱」体制を揺さぶるべき野党がバラバラでは、安倍晋三首相の神経が緩むばかりだ。安倍首相の神経が緩みすぎて森友・加計問題が起き、野党勢力が増大すると期待したのだが、両党の議員は何を考えているのか。怒りとあきれで収拾がつかなくなっていたとき、立憲民主党の枝野幸男代表と自由党の小沢一郎代表が会談したという情報を得た。

 【写真】極秘対談した枝野幸男氏と小沢一郎氏

 枝野氏らは希望の党の代表だった小池百合子氏から「排除」を宣言され、大急ぎで党をつくった。それが「筋が通っている」と少なからぬ国民に信頼され、野党の中で唯一、安倍自民党に太刀打ちできる勢力になるのではないかと期待されている。その枝野氏が小沢氏と会談したことに、私は大きな関心を抱いた。

 自民党体制になって以来、自民党以外の政権ができたのは2度で、いずれも小沢氏が実現させた。細川護煕連立政権と、民主党政権。どちらもほとんどの国民が想像さえしなかった。それ以来、誰一人、自民党を野党にたたき落とせていない。

 昨年8月、「激論!クロスファイア」(BS朝日)に出演した小沢氏に「3度目の挑戦をする決意はあるか」と問うた。小沢氏は「もちろんやる」と、強い口調で答えた。小沢氏の「3度目の挑戦」とは昨年10月の衆院選だったはずだ。7月の都議選で自民党は23議席と惨敗。安倍晋三内閣の支持率は30%を割った。政権維持が難しくなる数字だ。

 8月に内閣改造を敢行した安倍首相は、9月28日に衆院を解散。野党もメディアも「大義なき解散」「森友・加計隠し解散」などと批判した。実はこのとき、自民党の幹部らも選挙に強い不安を抱いていて、自公で230議席を割れば安倍首相は辞任し、次に誰を立てるかと真剣に話し合っていたのである。

 私は当然、小沢氏、小池氏、前原誠司氏の3者が組むと考えた。小沢氏はそのつもりで、前原氏も同意していたようだ。だが、小池氏が拒んだのだ。小沢氏が私に語った。“小沢ペース”になるのを恐れたようだ。そして、小池氏は「排除」宣言で一挙に国民やメディアの拒絶反応を浴びた。小沢氏が入っていたら、こんなことにならなかっただろう。


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