時間も気持ちもゆとり 麻木久仁子が「一汁一菜」で感じたメリット (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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時間も気持ちもゆとり 麻木久仁子が「一汁一菜」で感じたメリット

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週刊朝日
麻木さんのインスタグラムには、「本日の一汁一菜」と題し日々の食卓写真が投稿される

麻木さんのインスタグラムには、「本日の一汁一菜」と題し日々の食卓写真が投稿される

 ご飯+みそ汁におかずを一品プラスした一汁一菜を実践しているタレントの麻木久仁子さん(54)。病気をきっかけに食への関心が高まり、昨年には国際薬膳師の資格も取得。現在は薬膳講師としても活躍中の麻木さんに、シンプルな一汁一菜生活について聞いた。

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 一汁一菜を始めてから、大げさかもしれませんが、何だかつき物が落ちて、視界がすっきりと開けたような感覚です。

 食生活を見直す転機になったのは、脳梗塞と初期の乳がんを患ったこと。それぞれ、48歳と50歳で立て続けに見つかりました。さらに5年前に母が心臓病を患ったことを機に、2年半前から同居をスタート。今は、79歳の母と食べ盛りを過ぎた22歳の娘と3人で暮らしています。3世代の食をあずかっているわけですから、余計に普段の食事に気を付けるようになりました。

 一汁一菜を始めたのは半年前。土井善晴先生の本を読んで、「家族の健康って、こんなにシンプルな食事で守ることができるんだ」と即、実践し始めました。今は毎日、母と一緒に食べる昼ご飯を一汁一菜にしています。私の一汁一菜は、ご飯とみそ汁に、おかずを一品。おかずといっても一つなので、「今日は何にしよう」と考えるのが楽しくて。

 子育て真っただ中の働き盛りのころは、どれだけ仕事が忙しくても品数をそろえた料理を頑張って作ってきました。品数が少ないと、何だか自分が手抜きをしているような気がして、許せなかった。

 数多くを毎日すべて手作りというわけにもいかず、テレビの収録が終わった後、閉店間際のデパ地下に駆け込んで総菜を調達したり、加工食品と食材とを組み合わせては料理した気になったり。何とか食卓をにぎやかに見せては自分自身をごまかしていましたね。でも今振り返ると、それは意味のない見えだったんだと思います。

 おかずを一つに絞るようになってから、時間にも気持ちにも、驚くほどのゆとりが生まれました。自分に余裕があれば、自然と季節の食材にも目がいきます。「おいしそうなヤリイカが並んでいるから、ウドの芽とあわせてバターしょうゆで炒めてみようかな」とか「今日はおひたしに菜の花を混ぜてみよう」など、季節に合わせた食べ方を考えるようになりました。


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