年間5億円のサポートも「スーパーグローバル大学」とは? (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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年間5億円のサポートも「スーパーグローバル大学」とは?

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 世界で活躍する人材育成や世界的な研究を推進するため、文部科学省は9月26日、37の「スーパーグローバル大学」を選定した。選ばれた大学は国から10年間も毎年、億単位の支援が受けられるが、選定の理由とは。文科省高等教育局国際企画専門官の佐藤邦明氏が、その経緯を語る。

「世界で活躍できる人材に対する経済界からのニーズは高く、昨年、教育再生実行会議が『大学改革、グローバル人材育成』を優先的課題として、教育内容や教育環境の徹底した国際化に取り組む大学の支援を提言しました。これを受けて今年度から『スーパーグローバル大学創成支援』を開始したのです」

 スーパーグローバル大学には、「世界ランキング100位以内」を目指す「トップ型」と、国際競争力を高め、社会のグローバル化を牽引する「グローバル化牽引型」の二つのタイプがある。10年間の国際化への取り組みの構想を書類で応募し、書類審査、面接審査が行われた。選定された大学には10年間、トップ型には毎年最大5億円、牽引型には最大3億円の支援金が国から支給される。

「研究費、奨学金には使えませんが、それ以外の構想実施にあたり必要となる経費に支出することが可能です。大学改革の推進力になると思います」(佐藤氏)

 これだけでも魅力的だが、国の“お墨付き”を得たわけだから、志願者増につながるのは必至。大学にとって垂涎(すいぜん)の的の制度なのだ。

 トップ型には16大学が応募。東大、京大など旧帝大7大学、私立の両雄・早稲田大、慶応義塾大など、13の難関大学が選ばれた。より競争が激しかったのが牽引型で、応募した93大学のうち、選定は24大学と、4倍近い狭き門だった。

 難関突破のうれしさのためだろう。選定された大学のホームページには、「スーパーグローバル大学に採択されました」などという記載が目につく。牽引型に選ばれた東洋大の芦沢真五・国際地域学部教授は喜びをこう語る。


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