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実は“理想”のファーストレディだった?!メラニア・トランプ夫人の意外な評価

鎌田倫子dot.
メラニア・トランプ夫人(c)朝日新聞社(代表撮影)

メラニア・トランプ夫人(c)朝日新聞社(代表撮影)

 バイデン新政権が誕生した米国。トランプ政権の4年間は、分断と対立を深めたというのがもっぱらの評価だ。政権末期、トランプ氏は米連邦議会議事堂襲撃事件を扇動したとして弾劾訴追され、求心力も支持も急降下したように見える。その一方で、最後に注目を集めたのが、「お別れのメッセージ」を残したメラニア夫人だ。夫唱婦随のようには見えなかったトランプ夫婦。米国のファーストレディの役割とはいったい何なのか。

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「何事にも情熱をもって取り組んでほしい。でも、絶対に覚えておいて。暴力はその解決策ではない。決して暴力は正当化されません」

 カメラをまっすぐ見据えたメラニア夫人。この一節を言い終えると、自分の思いはこれで吐き出したというように、一呼吸おき、スピーチを続けた。1月19日にメラニア夫人の公式Twitterに投稿された7分弱のビデオメッセージだ。

 この発言は、夫のトランプ氏やその支持者らに直接向けたられたものではないが、これを見た人はその脳裏に連邦議会襲撃事件のことが浮かんだはずだ。さらに、メッセージでメラニア夫人は国民の団結を訴えている。

 日本でもこのメラニア夫人のメッセージはニュースとして報じられ、ネット上ではおおむね好意的なコメントが目立った。

「奥さんはいいこといってるよ…」
「これが彼女の本心だと思いたい」
「単なるお飾り夫人だと思っていたけれど、最後にいい仕事をした」
「移民国家のアメリカを象徴するような存在だった」

 発言の中身は好評だが、これがメラニア夫人の本心なのか、それとも何か狙いがあるのか、気になることろだ。上智大学大学院グローバルスタディー研究科の前嶋和弘教授(アメリカ政治外交)は次のように解説する。

「メラニア夫人は、スロベニア(旧・ユーゴスラビア)出身のいわゆる移民です。大統領夫人という立場上、夫の言動に表立って反対はしにくいものの、おそらくメラニア夫人自身は多様性を重視するリベラルな思想に近いと思われます。そして、これまでもその発言によって、政権のイメージ、特にリベラル層に向けていい効果を生んでいました。今回のメッセージもその延長にあると思っていいでしょう。『トランプ氏は支持できないが、メラニア夫人のメッセージには共感できる』と感じたリベラル派も多いと思います」
 


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