お坊さんがLINEでやってくる 「お気持ちは」コンビニ払いも (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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お坊さんがLINEでやってくる 「お気持ちは」コンビニ払いも

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朝山実dot.
写真中央が株よりそうの小野敬明さん(撮影/朝山実)

写真中央が株よりそうの小野敬明さん(撮影/朝山実)

スマホでLINE操作する僧侶(撮影/朝山実)

スマホでLINE操作する僧侶(撮影/朝山実)

 先日都内で、お坊さん手配サービス「お坊さん便」の新システムの説明会(株式会社よりそう)があるというので覗いてみた。

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 集まった記者は10数名。よく目にする会見場でノートパソコンをひろげ文字を打ち込む記者は少なかった。

「お坊さん便」とは、お寺と接点のない都会暮らしの人たちにネット経由でお坊さんを斡旋するというもの。2015年にAmazonに出品された際に「宗教行為を商品化している」と社団法人全日本仏教会をはじめ仏教関連団体が猛反発し話題を呼んだ。ご記憶の方も少なくないだろう。

 法要などお参りをしてもらうための価格を「定額」明示。これが従来の「お気持ち」相場よりも割安だったこともあってか、仏教会の逆鱗にふれた経緯がある。背景には「檀家制度」の衰退とともに、とくに地方の寺院が経営困難となっている「お寺の事情」が関係していた。

「お坊さん便」を運営する株式会社よりそう(東京・品川区)によると年々利用件数は増加。現在1300人の僧侶と提携関係にあるという。

 僧侶手配サービス業界をリードしてきた「お坊さん便」のほかにも、類似のものにイオンや「てらくる」(小さなお葬式)、僧侶の互助会グループを含め10ちかくある。複数にかけもち登録するお坊さんも少なくない。

 話題を呼んだAmazonへの出品から4年を経た2019年10月24日をもって「よりそう」は出品を取り下げ、11月5日より新システム移行を打ち出した。説明会はそのためのPRだ。

 旧来のものとの大きな変更点は、Amazonではチケットを購入する「前払い」だったが、新システムでは利用後の「後払い」となる。よりそうが強調するのは、利用者の「満足度」によって金額を決めることができる。簡単にいうと「投げ銭」だ。

 へぇー、面白いじゃないと思ったが、「あのお坊さんにはがっかりした」からといって「五百円しか払わない」といった無茶な値決めができるわけでない。依頼内容にあわせて定額の「最低価格」が設定済み。利用者が「よかった」と納得した度合いよって、後日アンケートに答えながら「お気持ち」を上乗せして支払うことができるという。「上乗せナシ」の選択も可能らしい。最低金額の設定だけでみるとAmazonに出品されていたものと大差はない。



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