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「お兄ちゃんとしての使命」って本当にあるの? 大人の謎ぶっちゃけ質問箱

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石原壮一郎(いしはら・そういちろう)/1963年、三重県松阪市生まれ。コラムニスト。月刊誌の編集者を経て、93年に『大人養成講座』でデビュー。『大人力検定』『日本人の人生相談』など著書多数。最新刊は『大人の言葉の選び方』(撮影/大嶋千尋)

石原壮一郎(いしはら・そういちろう)/1963年、三重県松阪市生まれ。コラムニスト。月刊誌の編集者を経て、93年に『大人養成講座』でデビュー。『大人力検定』『日本人の人生相談』など著書多数。最新刊は『大人の言葉の選び方』(撮影/大嶋千尋)

ジュニアエラ 2017年6月号

朝日新聞出版
定価:490円(税込)

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 小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』で連載中の「大人の謎 ぶっちゃけ質問箱」。今回は「使命」について。回答者はコラムニストの石原壮一郎さんです。

【Q】僕には妹がいます。お父さんから、「お兄ちゃんとしての使命がある」と言われます。本当にあるの?(誠ちゃん神奈川県/8歳)

■あるにはあるけど、それはお兄ちゃんに限らない

 そう言われるとプレッシャーを感じますよね。「使命」とは与えられた務めのことです。では、いったいだれが与えているのでしょう。お父さんは「あるよ」と教えてくれているだけです。

 妹を守らなきゃいけない、妹の成長を助けなきゃいけない、妹にはやさしくしなきゃいけない。たとえばそういった「使命」を与えるのは、自分自身です。元になっているのは、「人としてきちんと生きたい」という意欲だったり、役割をちゃんと果たそうという責任感だったりします。

「お兄ちゃんとして」にこだわる必要はありません。お兄ちゃんの使命は「人としての使命」の一部に含まれます。お兄ちゃんにしか当てはまらない使命は、やっかいな押しつけの可能性が大。使命は自分をしばるものではなく、張り切らせるものです。

 8歳の誠ちゃんには、まだ難しい話かもしれません。頭の隅に残って、いつかわかってもらえたらうれしいです。

※月刊ジュニアエラ 2017年6月号より


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