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元SEALDs 諏訪原健「安倍政権の前川・前事務次官への人格攻撃は卑怯」

連載「20代の処方箋」

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諏訪原健(すわはら・たけし)/1992年、鹿児島県鹿屋市出身。筑波大学教育学類を経て、現在は筑波大学大学院人間総合科学研究科に在籍。専攻は教育社会学。2014年、SASPL(特定秘密保護法に反対する学生有志の会)に参加したことをきっかけに政治的な活動に関わるようになる。2015年にはSEALDsのメンバーとして活動した

諏訪原健(すわはら・たけし)/1992年、鹿児島県鹿屋市出身。筑波大学教育学類を経て、現在は筑波大学大学院人間総合科学研究科に在籍。専攻は教育社会学。2014年、SASPL(特定秘密保護法に反対する学生有志の会)に参加したことをきっかけに政治的な活動に関わるようになる。2015年にはSEALDsのメンバーとして活動した

 安倍晋三首相の友人が理事長を務める学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設をめぐる問題で、前川喜平・前文部科学事務次官が決死の"告発"をし、またも国会で火を噴いた。29日の参院本会議で安倍首相は「圧力が働いたことは一切ない」と釈明に追われたが、元SEALDs 諏訪原健君はそんな光景を見ながら、遠い記憶が呼び起こされたという。

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 中学生の時、学校の授業でディベートをしたことがあった。どんなことを討論したかは、全然覚えていない。でも先生が授業のはじめのほうで言っていた注意事項だけは、今でも記憶している。それは「相手の人格を傷つけてはいけません」、「自分の意見は、相手の意見に対して言いましょう。」ということだった。

 遠い過去の記憶の断片が突如として呼び起こされたのは、前川・前文科事務次官への執拗なまでの個人攻撃を目にしたからだ。

 加計学園の獣医学部新設をめぐる「総理のご意向」文書は本物だと告発した前川氏に対して、官邸は彼の人格を否定することで応じようとしている。

 前川氏の告発が公にされたのは5月25日のことだったが、その3日前、5月22日の読売新聞朝刊で、前川氏が「出会い系バー」に出入りしていたことが記事にされた。真相は明らかになっていないが、一部の報道などでは、前川氏の証言を事前に潰すための政府による印象操作だとされている。

 菅官房長官は、前川氏の発言について「自身が責任者のときにそういう事実があったなら堂々と言うべきだったのではないか」、「当初は責任者として辞意も示さず地位に恋々としがみついていた」などと述べている。直接的には言明していないが、まるで前川氏が辞任したことの腹いせで発言をしているかのような言い様だ。

 さらに前川氏が「出会い系バー」への出入りを、女性の貧困に関する実地視察調査と言えば、「常識的に、教育行政の最高責任者がそうした店に出入りして、小遣いを渡すようなことは到底考えられない」と、彼の資質を疑うような方向へと話を持っていく。


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