戦艦武蔵、“最期”も大和と似ていた? 「第2主砲塔」火薬庫が爆発…Nスペで明らかに (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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戦艦武蔵、“最期”も大和と似ていた? 「第2主砲塔」火薬庫が爆発…Nスペで明らかに

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戦艦武蔵

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海底に沈む戦艦武蔵の艦首(ユーチューブより)

海底に沈む戦艦武蔵の艦首(ユーチューブより)

 かつて世界最大の戦艦として「大和」とともにその名をとどろかせた戦艦「武蔵」。国家機密として建造され、その存在が公にされないまま1944年10月に沈んでしまったため、その全容は長らく謎に包まれていた。だが、2015年3月にフィリピン・シブヤン海の海底で発見されて以後、次々と“新事実”が明らかになってきている。

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 武蔵はなぜ、どのように沈んだのか――武蔵最大の謎の一つを解き明かすべく、NHKは100時間にもわたる未公開映像を検証した。その全容が12月4日放送のNHKスペシャル「戦艦武蔵の最期~映像解析 知られざる“真実”~」で明らかになった。

 武蔵が沈む、“最期”の瞬間を捉えた写真は実は存在する。米軍が撮影したものだ。だが、この写真では武蔵はその姿を保ったまま沈んでおり、海底でもこの形を保っていると考えられてきた。だが、昨年発見された海底の映像では、その残骸は1平方キロメートルにわたってバラバラになっており、これが専門家の頭を悩ませ続けていた。

 そこでNHKでは、武蔵の残骸の映像を3Dに組み立てる形でモデリングし、専門家を交えて検証にあたる。すると、武蔵がどのようにして沈んだのかというプロセスが浮かび上がってくる。

 武蔵が沈んだ経緯はこうだ。米軍の第一陣の攻撃機によって投下された魚雷が左舷前方に命中、爆発し、鋼鉄が艦の外側にめくれる「まくれ」という現象が起こる。これにより艦の航行の障害になり、速度が低下。また舵の操作にも支障が生じ、武蔵はただの巨大な的になってしまう。

 それでも、武蔵は沈まないと信じられてきた。それは敵のどんな攻撃にも耐えられる「装甲板」によって艦の中心部分が覆われており、ここが破壊され水が入ってこない限りは沈まない設計になっていたからだ。実際、先の攻撃で艦の前方部分は浸水するが、艦全体の沈没には至らなかった。

 だが、「装甲板」には弱点があった。


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