宮内庁も定例会見の中で、「陛下は折に触れ国民にお気持ちを伝えていきたいというお気持ちがあることを拝察」と述べていた。
赤坂御所に2回目の専門家を招いたのは、4月15日のこと。厚生労働省の鈴木康裕医務技監は、政府の実務担当の統括でもあることから、両陛下は治療薬とワクチンの研究・開発に向けた取り組みについて理解を深められたという。
続けて23日には、日本赤十字社の社長、副社長からも医療現場の現状についてお聞きになる予定だったが、延期となった。
日赤は雅子さまが名誉総裁を務められているが、5月の全国大会は中止となった。
次のご進講は、コロナの影響による経済、行政の話を予定しているというが、感染状況によっては異なってくるかもしれないという。初の園遊会も中止となった。
※週刊朝日 2020年5月8‐15日号より抜粋