ネット証券5社以外では、SMBC日興証券と三井住友銀行(みらいプロジェクト)のiDeCoが、やはり月171円の手数料に設定しており、良心的だ。
![SMBC日興証券iDeCoの掛け金配分が多いベスト10(2022年8月31日現在)。基準価額、純資産総額、信託報酬(年率、税込みで実質的な運用コストの合計。信託報酬または実質コストに幅がある場合は上限を掲載)は2022年9月10日現在で取得可能な数値。直近1年間のリターンは分配金や売買コストなども考慮した、同年8月31日時点のトータルリターンで、設定日から1年未満でデータがないものは「―」とした。▲はマイナス。※あくまでiDeCo加入者のデータ調査結果を掲載しており、証券会社および本誌が「上位の投資信託をおすすめする」という意図はありません](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/c/1/840mw/img_c15bc6a28a30f96ff6d14f0eef7c3d19109041.jpg)
SMBC日興証券と三井住友銀行には「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」と同水準の超低コスト投信「SMBC・DCインデックスファンド(S&P500)」(信託報酬0.0968%)が用意されている。中身はシンプルにS&P500採用の500銘柄。米国株は長期的に成長すると思う人におすすめできる投信である。
主要ネット証券5社、SMBC日興証券、三井住友銀行(みらいプロジェクト)。本誌は、これらの7社の「iDeCoで買える投資信託」をリスト化し、各社へ聞き取り調査のうえ、「掛け金配分が多い順」のデータを入手した。これを「iDeCo(で売れている)ランキング」としてまとめた表を本記事で公開する。定期預金までiDeCoのランキングに含めた調査結果は、どこを検索しても存在しないはず。独自情報である。
![三井住友銀行のiDeCoの掛け金配分が多いベスト10(2022年8月31日現在)。みらいプロジェクトには定期預金の取り扱いがない。基準価額、純資産総額、信託報酬(年率、税込みで実質的な運用コストの合計。信託報酬または実質コストに幅がある場合は上限を掲載)は2022年9月10日現在で取得可能な数値。直近1年間のリターンは分配金や売買コストなども考慮した、同年8月31日時点のトータルリターン。▲はマイナス。※あくまでiDeCo加入者のデータ調査結果を掲載しており、各金融機関および本誌が「上位の投資信託をおすすめする」という意図はありません](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/5/1/840mw/img_517324b4080e8ff718c2bff9ec298bff106408.jpg)
「ランキングを見ると、定期預金がどの金融機関でもベスト10入りしているのが興味深い。20年以上の長期運用と毎月の手数料を考えると、定期預金で所得控除だけを狙うのはもったいないです」(カン・チュンドさん)
※本記事では上位10本の掲載ですが、「AERA Money 2022秋冬号」では各社のiDeCo取り扱い投資信託をすべて掛け金配分準にランキングのうえ、公開しています
(構成/編集部・中島晶子、伊藤忍)
※『AERA Money 2022秋冬号』から抜粋
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