ネット証券5社以外では、SMBC日興証券と三井住友銀行(みらいプロジェクト)のiDeCoが、やはり月171円の手数料に設定しており、良心的だ。

SMBC日興証券と三井住友銀行には「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」と同水準の超低コスト投信「SMBC・DCインデックスファンド(S&P500)」(信託報酬0.0968%)が用意されている。中身はシンプルにS&P500採用の500銘柄。米国株は長期的に成長すると思う人におすすめできる投信である。
主要ネット証券5社、SMBC日興証券、三井住友銀行(みらいプロジェクト)。本誌は、これらの7社の「iDeCoで買える投資信託」をリスト化し、各社へ聞き取り調査のうえ、「掛け金配分が多い順」のデータを入手した。これを「iDeCo(で売れている)ランキング」としてまとめた表を本記事で公開する。定期預金までiDeCoのランキングに含めた調査結果は、どこを検索しても存在しないはず。独自情報である。

「ランキングを見ると、定期預金がどの金融機関でもベスト10入りしているのが興味深い。20年以上の長期運用と毎月の手数料を考えると、定期預金で所得控除だけを狙うのはもったいないです」(カン・チュンドさん)
※本記事では上位10本の掲載ですが、「AERA Money 2022秋冬号」では各社のiDeCo取り扱い投資信託をすべて掛け金配分準にランキングのうえ、公開しています
(構成/編集部・中島晶子、伊藤忍)
※『AERA Money 2022秋冬号』から抜粋