女性患者の胸をなめたとして医師が準強制わいせつ罪に問われた事件で、先月、最高裁が二審の高裁の逆転有罪判決を破棄して、裁判のやり直しを命じた。有罪の決め手の一つとされたDNA鑑定に疑問符が投げかけられ、厳密であるはずの科学捜査の問題点が浮き彫りになった。医療ジャーナリスト・福原麻希氏が解説する。

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