小学校に続き、中学校も通わないことを宣言した不登校YouTuber・ゆたぼんのYouTube動画再生回数が伸び悩んでいる。
最近2週間以内に投稿した動画の再生回数はいずれも2万回以下。「アンチを許してあげた」、「【悲報】学校が刑務所になっててヤバい」などのタイトルでゆたぼんが語っているが、以前に投稿した内容とあまり変わらない動画の印象を受ける。
YouTuberが在籍する所属事務所の関係者は、こう分析する。
「ゆたぼんの存在がメディアで取り上げられた時は、自らの意思で不登校を選んだという衝撃と物珍しさがあったと思います。異端児として視聴者も興味を持っていたが、年を重ねるとその鮮度も薄れていく。ゆたぼんも中学1年生ですからね。あとはYouTubeの動画再生回数自体が全体的に少なくなっている傾向がある。知名度だけでは視聴者をつなぎ留められないし、コンテンツの質が求められる。ゆたぼんの動画は『学校に無理していく必要はない』と主張して、学校で起きた問題を取り上げていますが、厳しい言い方をすれば目新しさがない。『学校に行かずに学校の問題を語られても』と冷めてしまった視聴者が多い。ボクシングに取り組んでデビューを飾ったり、好奇心が旺盛な性格は伝わってくるので不登校一本ではなく、色々な企画にチャレンジした方が再生回数は伸びると思います」
新たな取り組みとして注目されるのが、トラックで日本を一周して不登校児らに元気と勇気を与える「ゆたぼんスタディ号プロジェクト」だ。昨年12月、トラックの購入費、改装費、日本一周をする際の活動費用などを集めるため、1月末までの募集期間でクラウドファンディングを開始することを告知。クラウドファンディングは1月26日の動画で支援金が約236万円と終了まで残り3日間の時点で約100万円不足していたが、「りらくる」創業者の竹之内社長が「ゆたぼんスタディ号のスポンサー枠(特大)」100万円相当を支援するなど、目標額の380万円を大きく上回る487万円を超える額になった。