
「北京には降伏しない」と言う黄之鋒は立法会選挙に立候補しており、連日街頭に出て積極的に選挙運動を展開している。ただし、9月6日の投票日までに、中国の分離を促したなどの「罪」で彼が逮捕される可能性は多分にある。
近々、強制的に閉じられるかもしれないフェイスブック上で、彼はこう語っている。
「(国安法が施行されたが)私は多くの香港人とともに今後も民主的自由を求めて闘い続けたい。そして、誰もがそれぞれ異なる方法で民主化運動に貢献し続けると信じています」
そして、こうも綴った。
「They can’t kill us all.(彼らは私たち全員を殺すことはできません)」
(ジャーナリスト・今井一)
※AERA 2020年7月20日号 文中一部敬称略