関東地方はここ数年、今頃が梅雨に入った時期と記録されていますが、今年はいつその日を迎えるのでしょうか。ところで、北欧はフィンランドの作家トーベ・ヤンソン作、ムーミンシリーズ最初の本「小さなトロールと大きな洪水」が出版されてから60周年を迎える2005年に、公式発表となったムーミンの日はトーベ・ヤンソンの誕生日である8月9日とされました。その世界共通の公式記念日が制定されるまで、日本のムーミンファンの間では、今日6月3日が語呂合わせでムーミンの日と認識されてきました。つまり、今日は旧ムーミンの日。そんな今日は、埼玉県飯能市のムーミンの世界をモチーフに作られた自然豊かな土地にある公園と、同市宮沢湖畔に2018〜2019年にかけて続々とオープンするムーミンのテーマパークについてご紹介したいと思います。
この記事の写真をすべて見るムーミン童話がモチーフの「あけぼの子どもの森公園」
「あけぼの子どもの森公園」は平成9年に開園した公営の公園で、ムーミン童話の世界がモチーフとなって「自然との共生」を大切につくられている緑豊かな公園です。日本ではテレビ放送のムーミンで知る人が多いかと思うのですが、その世代ももはや40代以上。しかし、2005年のムーミンシリーズ60周年を迎えた頃から、日本では北欧ブームが起こりムーミンシリーズも文庫本が発行されるなどして再び注目を集めました。それ以前からそこにある「あけぼの子どもの森公園」ですが、ムーミンシリーズをよく知る方はその世界に飛び込んだような気分が、そうでない方も自然の豊かさに心身ともに癒されリフレッシュできることでしょう。自然との共生を大切にしている公園ですから遊具はありませんが、大人も子どもも自然を相手にゆったり遊べそうです。また、遊びリーダーというスタッフが常駐していて、園内での遊び方などの助言をしてくれます。イベントも開催されているそうなので、ホームページなどでチェックしてみてください。また、公営の公園ですから入園は無料。市民体育館、市民球場、ホッケー場と共同利用ですが、駐車場もありこちらも無料なのが嬉しいですね。
ムーミンテーマパーク「メッツァ」が自然豊かな宮沢湖周辺に!!
ムーミンファン待望!? のムーミンテーマパークが埼玉県飯能市に来秋開園予定です。その名も「メッツア」(フィンランド語で森という意味)。このテーマパークは二つのゾーンに分かれています。ひとつは2018年秋にオープン予定の「メッツアビレッジ」。こちらでは自然のなかでゆったりと豊かな時間を過ごす北欧のライフスタイルが体験できます。ビレッジには宿泊施設やグランピング施設が建ち、地元野菜や工芸品が並ぶショップなども展開される予定です。ゆったりとテーマパークに滞在できる嬉しい施設ですね。しかも、こちらのゾーンへの入場は無料なので、ドライブがてら休憩で立ち寄っても楽しめそうです。そしてもうひとつは「ムーミンバレーパーク」。こちらはまさにムーミンの世界を追体験できるようなアトラクションや、原作者の思いを大切に再現された景色の施設が並ぶ予定です。また、ムーミンバレーパークならではのオリジナルグッズが並ぶギフトショップやレストランも開業予定。なお、メッツァの敷地面積は約25ヘクタールで東京ドームの約4個分の大きさ。北欧の自然に劣らない飯能市の豊かな自然に囲まれた新しい休日の楽しみが増えますね。