カメラが趣味、という域を超えて、フォトグラファーとしての仕事も増えつつある、Photo Boy こと、Snow Man の向井康二さん。

 デビュー後まもなく始まった連載「向井康二が学ぶ 白熱カメラレッスン」も今年が5周年Year。

「自分らしい写真」を見つけたPhoto Boy のファインダー越しの世界を、恒例の特別編「Photo Boy 誌上写真展 2025」としてお届けします。

向井康二さんが撮影したセルフポートレート ©Photo Boy SONY α7 Ⅳ・50mmF1.2・f1.2・シャッタースピード125分の1秒・ISO640 
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 写真は、神奈川県・日産スタジアムで開催された「Snow Man 1st Studium Live ~Snow World~」初日・6月7日のセルフポートレート。

「日産の、ステージ下ですね」と向井さん。ライブ中に着替えをするスペースで、置かれている鏡に自身を映し、この誌上写真展のために撮影した。背後に衣装がかかっている様子も見て取れる。

「始まる30 分前くらいかな。オープニングの衣装に先に着替えて、一人でカメラを持って行って撮りました」

 カメラ目線の写真も撮ったものの「かっこつけすぎな気がして、個人的に好みじゃなかったので。人に撮ってもらうのはいいんやけど」と、この写真をセレクト。目を伏せているからこそ、ライブ前の緊張感も高揚感も想像させる一枚。「空気は伝わるかもしれないよね」

「国立もやけど、日産も大きかった! ステージの配置変わったんで、見え方違いましたけど、やっぱり距離も近く感じたな。長いライブやったけど、お客さんもみんな最後まで楽しんでいただいてうれしかったです」

■「Photo Boy 誌上写真展 2025」によせて/From Photo Boy

「写真っておもしろい。人によって撮るものはやっぱり違う。同じカメラで撮っても、人が変わるとぜんぜん違うしね。向井康二っぽい写真ってなんやろ、って追求してたけど、自分が撮る写真が自分の写真やなって気づきました。僕も最近たまに仕事としても撮らせてもらうようになったけど、やっぱり、人を撮るのが楽しい。メンバー撮るの楽しいなって思う年でもありました。
一生カメラ持ってるやろうな、と思ったりもする。新しいカメラ出たら買うしね!」

「AERA」2025年6月23日号には、この写真を含む向井康二さんの作品計16点が、撮影時のエピソードとともに掲載されている。 

■むかい・こうじ/1994 年生まれ、奈良県出身。Snow Manのメンバーとして、2020年1月22日にCDデビュー。6月25日、「Snow Man Dome Tour 2024 RAYS」Blu-ray & DVD発売。7月23日、Snow Manの12th single「SERIOUS」発売。個人として、主演ドラマ「Dating Game~口説いてもいいですか、ボス!?~」が7月14日からタイで放送、日本で配信。10月31日、森崎ウィンとのW主演映画「(LOVE SONG)」公開。Instagram:@sn_kojimukai_official

*次回からの通常回は、対談形式のレッスンの一部をお届けしていきます。(編集部/伏見美雪)

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