超愛妻家としても知られる杉浦太陽さん。結婚18年目を迎える今も仲がよく、この春には不妊治療の末に第5子を授かったことも大きなニュースに。しかし、夫婦の歴史を紐解けば、喧嘩が絶えない時期もあったとか……。夫婦の危機からどう脱して今があるのか、夫婦円満の秘訣について伺いました。(3/全3回)。※1回<4人の父・杉浦太陽が“明確に感じる”男性育児の変化とは?「保育園の送迎、昔は僕だけ浮いていた」>、2回<杉浦太陽は長女・希空さんの反抗期をどう乗り越えた?「急に目も合わせてくれなくなって…地獄の2年間でした(笑)」>から続く

MENU 諦めかけたときにお腹にいた第5子 結婚3年目に訪れた倦怠期 「パパに早く帰ってきてほしい!」と思われたい

諦めかけたときにお腹にいた第5子

――第5子のご懐妊、おめでとうございます。約3年前から不妊治療をして授かったそうですが、パパ側の気持ちとしてはいかがでしたか?

 ありがとうございます。授かったと聞いた時は、もう嬉しすぎて吠えました。吠えた、ホンマに。待望の第5子で……。

 そもそも、僕としてはもう4人いるからいいじゃん、という思いもあったんです。でもどうしてももう1回、新生児を抱っこしたいという妻の思いを尊重して始めた不妊治療でした。ただ、やっぱり妻の負担が大き過ぎて……。薬の副作用もあって体もしんどいし、「またできなかった、次こそは……」「またできなかった、次こそは……」が毎月続く、メンタルの負担もすごかった。

 僕は、「なんか美味しいもの食べに行こうか」とか「旅行でも行こうか」と、なんとか気分転換してもらって、落ちる気持ちを一瞬忘れられるようなことを提案していくことしかできないというか。それが一番大事な役割でしたね。でも「また次があるから」と励まし続けてきても、さすがにお互いしんどくなって。

 希空がデビューするタイミングで「もう5人目はちょっと無理だよね」という話をしたんです。「そうだね。希空のデビューを全力で支えよう」「そうだ、孫を抱こうよ」って冗談半分で話をしていたら(お腹に)「いた!」となった。諦めた時にできるという話はよく聞きますが、まさにそのパターンだったので「本当にこんなことあるの!?」と驚きましたね。

――お子さんたちの反応はいかがでした?

 思春期の子どももいるのでどんな反応するかなと思ったら、もう心から喜んでくれて。その様子は「辻ちゃんネル」で見られると思うんですけど、みんな「弟か妹ができる」と大はしゃぎでした。今も賑やかなのに、さらに賑やかになるな、と(笑)。

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大道絵里子
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