さらに「TOKYO SPEAKEASY」(TOKYO FM、2020年10月19日放送)に近藤と西野七瀬が出演したときは、ロサンゼルスを2人で旅行したことを告白。前年に滝沢カレンや剛力彩芽を交えた西野と近藤の初めての食事会で、「年末に海外へ行きたい」という話になり、西野と近藤だけ予定が空いていたという。その後、年末年始に海外旅行をする習慣がある近藤は、一緒に行く相手が見つからず、断ってもらっても良いつもりで西野に誘いのメールを送信。これに西野も年末年始が空いており、嬉しくてほぼ迷わずに行きたいと思ったという。そんな一連の流れに近藤は、「初めてのご飯の次に会ったのがプライベートでロサンゼルスに行くっていう。行った本人たちもビックリだよね」と振り返っていた。

「交友関係の広さやコミュ力の高さが苦手だったり、鼻につくと感じたりする視聴者も一部でいるようですが、好感度の高い芸人であることは間違いない。以前、タワーマンション住まいをついに叶えたとバラエティ番組で明かしていたのですが、結局、背伸びして住んだせいで居心地が良くなかったと告白していました。さらに、住人の若者に『あ、春菜だ!』と言われ、リラックスできないと絶望的な気持ちになったとか。そんなとき、友人が住む隣駅の商店街に遊びに行ったところ、女性が肩をさすりながら『お体、気を付けてね』と言ってくれ、求めてたのはこの温かさだと思い、すぐに引っ越したそうです。そもそも春菜さんキャラにタワマンは似合いませんし、そうした庶民的で見栄を張らないところは好印象だと思います」(同)

身に付いた対応力

 一方、「40代になって春菜さんは新たなステージに入った」と言うのは民放バラエティ制作スタッフだ。

「30代の10年間は20代に経験を積んだぶん、対応力が身に付いて物事を俯瞰で見られるようになった気がすると、以前インタビューで答えていました。また、向き、不向きが分かるようになり、良い意味で自分に対して諦めることができたとも告白。20代の頃は自分では不向きだと思っていたMCや大喜利にも挑戦したそうですが、30代になってからは『それは無理です』と言えるようになり、自分がいなくても回る世界だったら、やりたくないことを無理にやらなくても良いと思えるようになったと話していました。40代になった彼女は、いわば気持ちに余裕がある状態。持ち前のバラエティスキルとそうした人間力が相まって質の高い仕事に繋がり、結果、需要が尽きないのだと思います」

 お笑い評論家のラリー遠田氏は近藤春菜についてこう述べる。

「春菜さんは、若手の頃に見た目をイジられて『角野卓造じゃねえよ』と力強く返すくだりが評判になり、バラエティの世界で売れっ子になりました。見た目やしゃべり方、声のトーンに天性の華があり、視聴者を惹きつける魅力があります。バラエティ番組で長年にわたって年上の先輩芸人たちの中で孤軍奮闘していたことで実力や度胸が鍛えられ、タレントとして急成長を遂げました。若手時代に培った経験があるからこそ、その後でお笑い以外の幅広いジャンルの番組で活躍できるようになったのでしょう」

 バラエティ番組だけでなく、女優としてドラマに出演することもある近藤。若くしてブレイクし長きにわたって売れ続けているが、まだまだテレビ界で重宝されそうだ。(丸山ひろし)

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