小西真奈美

プロ意識の高さゆえの誤解

 一方で、16年には突如、ラップを含む楽曲で歌手デビューを果たし、「小西真奈美がラッパーに!?」という意外性が話題に。前出の編集者はこう振り返る。

「小西さんは、37歳でヒップホップ界の重鎮・KREVAさんの楽曲『トランキライザー』のカバーで歌手デビューしました。さらに、18年には全曲の作詞作曲を小西さんが手掛けた1stアルバム『Here We Go』をリリースし、やはり表題曲でラップを披露していました。新曲は21年の配信リリースを最後にストップしていますが、音楽活動では小西さんの新たな魅力が引き出されたほか、世間にも『型にはまらない俳優』という印象を与えたと思います」

 芸能評論家の三杉武氏は小西についてこう語る。

「小西さんといえば、01年に放送されたNHK連続テレビ小説『ちゅらさん』で国仲涼子さん演じるヒロインの恋敵となるクールな女性医師を好演して注目を集めました。デビュー当時から演技力には定評があり、小栗旬さんの初監督作品で10年公開の映画『シュアリー・サムデイ』でヒロインに起用されるなど、業界内でも俳優として高く評価されています。所属事務所の退所発表後、一部でネガティブな報道もありましたが、もともとストイックで努力家であり、プロ意識の高さから誤解や行き違いが生じることがあるのかもしれません。映像作品だけでなく、舞台での実績もあり、年を重ねても小顔の美貌は健在ですし、今後もさまざまな活躍が見られそうです」

 型にはまらず、持ち前のチャレンジ精神で進化を続ける小西が、今後どこへ向かっていくのか注目したい。

(小林保子)

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