小西真奈美(写真:2017 TIFF/アフロ)

“サゲ記事”が出る理由

 過去にも「気難しい性格」「スタッフともめた」などと報じられたことがある小西だが、こうした“サゲ記事”が時おり出てしまうのは、彼女が複数の芸能プロダクションを転々としてきたことも理由のひとつかもしれない。

 小西はこれまで、モデル系事務所や音楽系に強い事務所、演技派俳優の事務所などさまざまな芸能事務所を渡り歩いてきた。小西ほどの売れっ子俳優がここまで事務所への入退所を繰り返すケースは珍しいため、「本人に何か問題があるのでは?」という疑念を抱かれやすいところはあるのだろう。

 もともと、小西はモデルとしてデビューした後、1997年に「北区つかこうへい劇団」の第6期生として俳優活動を開始。20歳でつかの代表作「蒲田行進曲」のヒロインに抜てきされたことで脚光を浴び、その後の初出演映画「阿弥陀堂だより」では2002年の「ブルーリボン賞」新人賞や「日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞するなど、俳優として評価されてきた。

 また、01年にはバラエティー番組にも進出し、「ココリコミラクルタイプ」(フジテレビ系)にレギュラー出演したことで一気にお茶の間の人気者に。その好感度の高さから多くのCMにも出演した。しかし、「ココリコミラクルタイプ」を卒業後、10年ごろからはバラエティー番組での露出は減り、「前よりメディアで見なくなった」と指摘されるようになっていく。

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