習い事で人気の高いピアノ。でも、「せっかく習ったのに子どもが練習をしない」というのはよくある保護者の悩み事。こんなとき、親はどう声かけをしたらいいのでしょう。ヤマハ音楽振興会の島野聖章さんに聞きました。子育て情報誌「AERA with Kids2023年冬号」(朝日新聞出版)からお届けします。
【写真】10歳で米名門音楽大に進学した天才バイオリニストはこの人子どものやる気をキープする声かけを
音楽系の習い事の中で一番人気のピアノ。音感やリズム感がつくだけでなく、目と耳と指を同時にフル稼働させて脳に良い刺激を与えるので、集中力や記憶力などのアップも期待されているようです。
ただ、上達を目的とするなら、家での練習は欠かせません。
「毎日できれば30分以上、忙しい時は5分でも練習を続けることが大事。毎日の練習を継続することで、指がピアノを弾く感覚を覚え、早く上達します。毎日練習する習慣ができるまでは、親御さんが子どものやる気をキープする声かけや環境づくりを意識してみてください」とヤマハ音楽振興会の島野聖章さんは言います。
また、人前で演奏することは、子どものやる気を持続する絶好のチャンス。本番に向けてたくさん練習し、いつもと違う空間で演奏する経験は、子どもを大きく成長させてくれます。
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