尾張徳川家の美術品をはじめ国宝や重要文化財を多数展示する徳川美術館(名古屋市)はこのほど、無料Wi-Fiと位置情報を活用し、展示物の情報を提供する実証実験を開始した。システム開発会社の三井情報がシステム開発で協力している。実証実験は3月31日まで行われる。
来場者は、館内のWi-Fiにアクセスして、位置情報アプリをスマートフォンにダウンロードすると、展示物の情報や特別に閲覧できる情報が入手できる。来館者が展示物に近づくと、自動的に展示物の関連情報がスマートフォンなどの端末に表示されるので、展示物について理解を深めることができる。
館内Wi-FiのアクセスはFacebookの認証機能が使えるため、FacebookのIDとパスワードを入力すればサービスは利用できる。FacebookのIDを持っていない来館者は、Wi-Fiコードとパスワードが美術館から提供されるので、サービスを使うことができる。