飛んでくるボールや動いている物体を見分けるのに必要とされる動体視力。野球やサッカーといったスポーツの世界ではよく耳にするが、普段、車や自転車を運転している時でも使われていそうな能力だ。そんな動体視力をトレーニングできるというスマートフォンのゲームアプリがある。
株式会社テクノード(本社・東京都目黒区)が提供する「動体C力」(iOS/Androidとも対応、無料)は、画面上から次々と降ってくるランドルト環(視力検査で使われている「C」の形をした記号)を、欠けている方向にフリック入力して消していき、動体視力と反射神経を養えるというアプリだ。
1ゲーム40秒という制限時間内で、ばらばらの向きで降ってくる「C」マークを消しながら進めていく。一定のスコアに達するとレベルが上がり、降ってくる記号のスピードが速くなるほか、数が増えたり、大きさが変わったりする。
フリック入力は、画面上のどの場所で行ってもよい。フリック入力の方向を間違えたり、「C」の記号を消せずに画面下に落としたりしてしまうと、「C」が降ってくるスピードが遅くなり、得点をとりにくくなる。
ひたすら記号を消していくだけの単純なゲームのように感じるかもしれないが、これがなかなか難しい。40秒という短い時間だが、レベルが上がっていくと、さまざまな大きさの「C」マークがかなりのスピードで降ってくるため、フリック入力で消していくのには、相当な反射神経と動体視力が要求されそうだ。
このゲームアプリは、同社が「フリック入力で遊べる“脳トレ”のようなゲームが作れないか」と考えて、開発が進められた。これまでに周辺視野を鍛えるアプリを提供しており、今回は動体視力のトレーニングにスポットを当てたという。
1分もあれば、すぐに遊べるこのアプリ。高いレベルをクリアできるようになれば、スポーツ選手レベルとまではいかずとも、動体視力がかなり鍛えられ、集中力もアップしそうだ。降ってくる「C」マークにせかされるドキドキ感を楽しみながら、挑戦してみてはいかがだろうか。