10年以上に渡ってブリトニー・スピアーズや彼女の家族に脅迫や迷惑行為をかけ続けているとされる元マネージャーのサム・ラトフィーに一時的な接近禁止命令が下された。
今回の保護命令の申立てでは、これまでラトフィーは彼女の家族をネット上で罵倒したり、脅迫メッセージを送ったりしたと主張しており、裁判所はラトフィーに、ブリトニー本人と両親、そして10歳と12歳のブリトニーの2人の息子の200ヤード(約183メートル)以内に近づくことを禁じた。また今後ブリトニーの親族とコンタクトを取ることも罵倒することも禁じている。
今年1月、ブリトニーは父親の治療に専念するため活動休止を発表。ブリトニー側は「ラトフィー氏の行動は、(ブリトニー・)スピアーズ氏が仕事と父親の病気によるストレスで療養しているなか、多大な心的トラウマを引き起こした」「ラトフィー氏による不当な妨害がスピアーズ氏の安全と健康状態を脅かした」と文書で述べている。
ラトフィーは、前回接近禁止命令が下された2009年以降、彼女の家族とコンタクトを取っていないと主張。ラトフィーの弁護士は「この判決は過度に広域な内容で、ラトフィー氏の憲法上の権利を脅かすものである」と反論。この禁止命令は5月28日の法廷審問までの一時的なものとなる。