今週のBillboard JAPAN Top Classical Albumsは、海上自衛隊東京音楽隊の歌姫、三宅由佳莉のセカンド・アルバム『希望~Songs for Tomorrow』が2位以下を大きく引き離し、初登場で堂々の1位となった。
昨年発売のファースト・アルバム 『祈り 未来への歌声』 リリースから“美しすぎる自衛官”としても大きな話題をさらった、海上自衛隊東京音楽隊、三宅由佳莉。待望のセカンド・アルバムを発売。テーマは『祈り』から一歩進んで前を向いて歩んでいくための『希望』がテーマとなっている。映画『アナと雪の女王』より「Let It Go ありのままで」「椰子の実」「花」など、誰もが知る名ソング集で、三宅自身が初の作詞にも挑戦している。さらに、第55回日本レコード大賞企画賞、第28回日本ゴールドディスク大賞 クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー、第6回 CDショップ大賞 クラシック賞の3賞を受賞しているファースト・アルバム『祈り 未来への歌声』も17位に同時チャートインとなり、今回が56回目のチャートインとなる。
先週上位を独占した精華女子高等学校吹奏楽部の2枚のアルバムが、今週も2枚同時にチャートイン。今月は創立35周年記念に発売されたファースト・アルバム『熱血!ブラバン少女』がセカンド・アルバムを抜いて2位に。32回目のチャートインとなった。セカンド・アルバム『挑戦!ブラバン少女』は3位で10回目のチャートイン。2月の定期演奏会は前売り券完売、3月10日にはBSジャパン「エンター・ザ・ミュージック」にて、サクソフォンの須川展也と指揮者の藤岡幸夫が精華女子高等学校吹奏楽部を訪問するという企画でますますファンが増えたのではないだろうか。
4位はアナログ時代を通じて「シェエラザード」の代表盤とされていた、エルネスト・アンセルメ指揮、スイス・ロマンド管弦楽団による『リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」』が初登場となった。同録として『ムソルグスキー:歌劇<ホヴァンシチナ>からベルシャの女奴隷たちの踊り』『グリンカ歌劇《ルスランとリュドミラ》序曲』『ボロディン:歌劇<イーゴリ公>からダッタン人の踊り』と、ロシア音楽の色彩豊かな歴史的名盤となっている。最高水準のSACDハイブリッドの音色で楽しめる1枚となっている。
Text:yokano