元ラップ界の大御所でデス・ロウ・レコードの共同設立者であるマリオン・“シュグ”・ナイトが2月19日、ロサンゼルス裁判所から何らかの健康問題により救急車で搬送された。別々の事件で殺人や強盗罪に問われているナイトが病院に運ばれるのは、ここ最近で2度目となる。
ナイトは同日、脅迫容疑の罪状認否のため出廷する予定だったものの、裁判所に現れなかった。
彼の弁護士であるデヴィッド・ケナーは、執行官と司法官からナイトが腹部に問題を抱えていることを聞いており、自身が面会する前に検査に連れて行かれたと話している。
今月はじめ、ナイト(49)は殺人・殺人未遂・轢き逃げの容疑で無罪を主張した後、胸部の痛みによりコンプトン裁判所から緊急搬送され、1日以上入院して治療を受けた。
彼は1月下旬、コンプトンにあるハンバーガーショップの駐車場で、55歳のテリー・カーターを殺害したほか、別の男性にも重傷を負わせた罪に問われている。ナイトはこの事件にて、保釈を認められること無く投獄されているのだ。
また9月には、ナイトとコメディアンのカット・ウィリアムズがパパラッチからカメラを奪ったとし、強盗容疑にも問われている。同容疑についてウィリアムズと共に無罪を主張したが、検察官が最近になって脅迫容疑を加えている。
そのカメラを奪ったとして告訴される数日前の同じく9月、ナイトはナイトクラブで6発撃たれており、弁護士は以前、彼の健康問題の理由はその時受けた傷からの合併症だとしていた。
なお、裁判官は拘置所でナイトがかかりつけの医師から検査を受けることを許可しなかった。