ロード「ロイヤルズ」が今週も全米首位をキープ
ロード「ロイヤルズ」が今週も全米首位をキープ
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 11月30日付HOT100チャートは、ロードの「ロイヤルズ」が8週目のNo.1を死守した。

 その「ロイヤルズ」に迫るのが、エミネムとリアーナの「モンスター」。先週、初動枚数約80万枚を獲得してデビューを果たした『ザ・マーシャル・マザーズLP2』からのシングルで、アルバムは今週も20万枚を超えるセールスを獲得し、2週目でミリオンセールスに到達している。「モンスター」はUKチャートで先にNo,1を獲得し、全米でも次週、首位を獲得すると予想されている。同時に、アルバムも返り咲きが期待されていて、今年リリースされたヒップ・ホップ・アルバムでは最大のセールスを記録しそうだ。

 エミネムとのコンビの強さをあらためてみせつけたリアーナは、アルバム『アポロジェティック』からの最後のシングルになるであろう、「ワット・ナウ」のミュージック・ビデオを完成させ、先週の80位から39位へ急上昇させた。

 驚異的な強さをみせるエミネムから、アルバムチャートで首位略奪したのが、レディー・ガガの『アートポップ』。HOT100チャートでも、アルバムリリースに合わせてプロモーションを行ったことで、アルバムからの1stシングルの「アプローズ」が、先週の10位から9位に上昇、これで初登場から14週連続でTOP10入りを果たしたことになる。ガガはTOP100内に、18位に「ドゥ・ホワット・ユー・ウォント」、71位に「ドープ」をランクインさせている。

 今週TOP10入りを果たしたのが、先週の15位から10位にアップしたピットブルとケシャの「ティンバー」。ピットブルにとっては9曲目、ケシャはこの曲で11曲目のTOP10入りを果たし、アヴィーチーのヒットを受けて、この曲もTOP5入りする可能性も高い。

 ピットブルに続いて次週TOP10入りしそうなのが、UKのシンガーソングライター、パッセンジャーの「レット・ハー・ゴー」(11位)。itunesチャートでは、16ヶ国でNo,1を獲得していて、プラチナ・セールスに認定、今年の冬の1曲としてロングヒットとなりそうな予兆をみせている。

 No.1デビューを果たした『プリズム』からの2ndシングルとしてカットされた、ケイティ・ペリーの「アンコンディショナリー」は、ミュージック・ビデオが公開されたこともあって16位まで上昇。首位を獲得した「ロアー」(今週5位)に続き、アルバムから2曲目のNo.1獲得なるかということにも注目が集まっている。先日、アルバムのプロモーションのため来日を果たしたケイティだが、来年の春にライブイベントの出演のため、早くも再来日を果たすことが発表された。

 登場23週目で、先週の29位から17位にジャンプアップしたのが、ネイバーフッドの「スウェーター・ウェザー」。2011年に結成されたカリフォルニア出身のインディーズバンドで、今年の4月にリリースされたアルバム『アイ・ラブ・ユー』からカットされた後、約1ヶ月で10万回を超えるストリーミング回数を獲得。春から秋にかけて徐々にポイントを獲得し、遂に初のTOP20入りを果たした。今後、TOP10入りを果たす可能性も高い。

 今週のチャートで2013年度の集計が終了し、昨年の12月初週からポイントを集計し、イヤー・エンド・チャート(年間チャート)が発表される。今週、31週目で先週の18位から15位にアップした、ロビン・シックの「ブラード・ラインズ」が2013年のNo.1ソングになるだろうと予想されている。