「世の中に何と言われようとも勝間さんなら飛び抜けたことをやってくれる。頼りになる先輩であり先生であり、ロールモデルであり続けています」

 勝間さん本人はカツマーブームをこう振り返る。

「半分は狙っていましたが、あれほどの大きさになるとは。同じことを繰り返し伝えてきたことで、受け手が共鳴した効果と言えます」
 
 12年の『「有名人になる」ということ』では、「終わコン(終わったコンテンツ)」にならないための工夫も書いた。「勝間塾」を主宰し、「5年後に、やりたいことを仕事にできる」などを目標に、月例会でノウハウを伝授している。

「ブームは消えても、私はコンビニに必ずある『パイの実』のような定番商品でありたい。定番であり続けることは大変です。吉野家の牛丼も味が変わり続けているらしいですし、私も以前より丁寧にわかりやすくお勧めできているはずです」

AERA 2014年1月20日号より抜粋