何はともあれ興味深いものを見せて頂きました。近い将来「AIマイケル・ジャクソン」のニューアルバムとか出るのでしょうね。マイケルとAIって、なんだか相性が良さそうですし。あと、私の予想では今年の紅白に何らかの形で出場するのではないでしょうか。AIひばり。それなら「紅白仕様のAI歌唱」を作って頂かないと。お嬢の生歌は、同じ曲でもすべて歌い方が違う正真正銘「生モノ」ですから、是非とも1979年以来40年ぶりの紅白の感慨を込め直したものを。
とりあえず立体CGの顔が全然似ていなかったので即刻改良を求めます。あの手の曲を歌うお嬢はあんなにまばたきしません。その代わりもっと眉が上下に動きます。表情の豊かさは、裏を返せば不安定さでもあります。そしてそれこそが「性」というもの。人の性は簡単には数値化できない。不安定だから何度も観たくなる。
※週刊朝日 2019年10月18日号
【週刊朝日編集部からのお知らせ】
いつも『アイドルを性(さが)せ!』をご愛読くださり、ありがとうございます。この連載は2016年5月から週刊朝日で始まりましたが、このたび書籍化して、単行本『熱視線』(本体価格1400円)として発売されました。連載の内容を大幅に加筆修正し、ミッツさんご自身が描いているアイドルの似顔絵(AERA dotでは未掲載)も収載しています。装丁にもこだわりました。毒と愛を込めて作った一冊です。ぜひ、紙の本でじっくり味わってお楽しみください!