まず、家全体をクイックルワイパーかハンディクリーナーで駆け足で掃除します。平日は「ほこりを取る」ことだけを目標に。細かいところは見なかったことにしています。細かいところの掃除は週末に。でも、これだけで家のすっきり感が明らかに違います。

 次に終わった洗濯ものを干し、食器洗い。

 ここまでで大体10~12分。残り3~5分で洗濯物をたたんだり、キッチンの整理整頓やトイレ掃除、お風呂掃除までできるときもあります。

 そしてタイマーが鳴ったらきっかりやめる。ここがポイント。仕事もそうですが、タイムリミットやノルマがあるからこそ頑張れる! 家事も同じです。15分だけと思って集中してやるとかなり片付きます。

 朝の15分家事をやったときとさぼったとき、その差は歴然。週末のらくちんさが違うんですね。だからできる限り頑張って毎日15分家事を続けています。

 とはいえ家事の量は変動するもの。洗濯物や洗い物がやけに多い日は、夕方にも15分家事を追加しています。

 もちろん15分にこだわる必要はありません。20分にしてもいいし、30分でもいい。大切なのは“時間”を区切ること"です。

●それでもできないときは“水曜日”を家事デーに

 などとあたかも毎朝きちんと15分家事をやり、最低限、家が整っていそうなふりをしていますが、本来、私は怠け者。15分家事をやらないときもしょっちゅうあります。でも週末、家事にだけ追われて潰されるのは絶対にイヤ!なため、朝の15分家事をさぼったときは週半ばの水曜日になんとしてでも時間を取り、たまった家事を片付けます。

 正直、ほこりはたまったところで不快なだけ。よく「ほこりじゃ死なない」と言いますが、まさにそのとおり! それにほこりというのは余程でない限り視覚的害はありませんが、洗濯物や食器は“目に見える形”でたまるため、小さなストレスになります。だから水曜日は主に洗濯物と食器を片付けます。このときばかりは時間を決めず、“汚れ物の山”がなくなるまで徹底的に着手。

 水曜日にこれをしておくと、あとは木曜日・金曜日を乗り越えればいいだけ。たとえ木曜日・金曜日と家事をサボったところで、そう大した量にはなりません。

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