![●アンソニー・ダニエルズ/1946年生まれ。イングランド・ウィルトシャー州ソールズベリー出身。C-3PO役について、オファーがきた際に「顔を隠したロボット役なんて興味ない」と断るつもりだったという。しかしその後、役柄に魅了されて出演を決意。スターウォーズシリーズではキャストのなかで唯一、全作品に出演した(撮影/植田真紗美)](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/6/d/840mw/img_6d7347bee67f5ce85f24e9295b3d0b2679931.jpg)
![「C-3POは、脚本家が彼をどこに置くかで大きく変わるキャラクターなんです。そこが彼のいいところです」とアンソニー・ダニエルズ氏(撮影/植田真紗美)](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/e/8/840mw/img_e8a4222370ff9d9bad4377a702dc5ba673560.jpg)
映画「スター・ウォーズ」シリーズの最新作「スカイウォーカーの夜明け」が12月20日、日本で公開されている。1977年公開の「新たなる希望」から始まったシリーズは、エピソード9にあたる今作で42年の歴史に幕を下ろす。
キャストのなかで唯一、すべての作品に出演してきたC-3PO役のアンソニー・ダニエルズ氏(73)が、映画公開を前にインタビューに応じた。監督の「J.J.エイブラムス氏インタビュー」に続けてお届けする。
――スター・ウォーズの生みの親であるジョージ・ルーカス氏はどんな存在ですか?
ダニエルズ(以下、省略):彼は天才です。たくさんのインスピレーションを彼から与えられました。一方で静かでシャイな面もありましたね。そのため、時には彼が何を求めているのか、想像しなければならないこともありました。
――C-3POは「世界一窮屈な衣装」と言われています。辛かったことも多いのでは?
砂漠での撮影は大変でした。体中締め付けられて着心地は悪いですし、視界も狭くなる。もうひどいんです(笑)。でもいいこともありました。コスチュームを着ると、周りが拍手をしてくれて。私ではなくてコスチュームになんでしょうけど、それはいい気持ちでした。自分に拍手してくれているみたいでうれしかったですね。
今作ではいろんなクリーチャーが出るのですが、それらがリアルな動きになるようパペットの人たちが動かしています。その方たち自身は緑の服を着ているので、映像にしたときには消えるようになっている。そのなかには大きなコスチュームを着ている人もいて、お互いに同情しあっています(笑)。だからルーク・スカイウォーカーがずっとうらやましかったんです。だって撮影が終わったらそのまま座れるでしょ(笑)。
私は撮影後にアフレコしているのですが、自分の映像をみて同じように動きながらやっています。よく、私がこのままの姿でも「コスチュームが見える」って言われますが、それは動きや腕の角度とかによるものでしょう。C-3POを演じるうえで、それは重要なことです。
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