――「楽して生きていく」ですよね。
はい(笑)。それができているうちは満足しているので、今後の目標を設定するのなら「現状維持」です。
――YouTuber、ライブ配信者以外にもアイドルグループ「Kore:ct(コレクト)」のプロデューサーとしての顔もお持ちですね。
彼女たちにはネット上で、ある程度人気を確立させてほしい。でも、けっこう問題も多いんです。“ネット発アイドル”を売りにしているのに、ツイートとかあんまりしない。注意してもやらない。今どきの子どもというかなんというか、そういう苦労もある。ライブ配信者としては日本でトップですが、プロデューサーとしてはまだまだ未熟です。
――「日本でトップ」というのはどういった基準で判断されているのですか?
ライブ配信サイトで最もユニークユーザー数が多いのは「ツイキャス」です。そこで単体での同時接続数が一番多い(最大53,449)ので、僕が日本でトップ層のライブ配信者です。例えば広告案件の面からお話すると、僕が番組内で「〇〇のアプリをインストールして」と話すと、9千人がインストールする。それって日本でトップのYouTuberの3倍位の数です。
――すさまじい数字ですね。なぜトップになれたんでしょうか?
僕は見たまんま地味な外見ですから、普通にスタッフさんに間違われることもあります。ですから基本的にはトーク力で勝負しています。これは、ぶっちゃけると、もともと生まれ持った才能です。
――それでも何かしらの努力はされていると思います。
努力というか、トークで勝負する以上、世の中のニュースには敏感でいるようにしています。ネットの世界で話題になりそうなネタがあれば必ずリサーチするようにして、そこから先読みをして、今後どうなっていくか予測して、スクープを狙ったりもします。やはり一番早く情報を出せるとうれしいですね。
――ただ楽して生きているわけじゃないってことですね。
んー。僕にとって、そういう作業は苦ではなく楽ということですね。