(2)平均寿命が延びた
平均寿命
1947年/男性:50.1歳、女性:54.0歳
↓
2015年/男性:80.8歳、女性:87.1歳
※資料:厚生労働省「人口動態統計」
<世界の人口はどうなるの?>
2015年の世界人口(推計)は、約73億人。今後も増え続けて、2100年には、112億に達すると予想されている。とはいっても、地域によって事情は異なる。ヨーロッパでは日本と同じようにこれから人口が減り始めるが、アフリカ、北アメリカ(北米)、オセアニアでは、今後も増え続けると予想されている。アジアと中南米では、50年までは増え続けて、その後は減るという予想だ。世界一人口が多い中国(17年は約14億人)でも、30年には人口減少が始まるそうだ。
【キーワード:国勢調査】
政府が5年に1度行う、国内に住むすべての人を対象とする統計調査。衆議院小選挙区の区割りや将来人口推計などに使われる。
【キーワード:合計特殊出生率】
女性1人が一生の間に産む子どもの平均数。2005年の1.26以降、人数が多い第2次ベビーブーム世代(※)が親になったことで、06・6年は少し回復した。しかし、今後は20代、30代の若者の数そのものが減るため、合計特殊出生率が多少上がっても子どもの数は増えないと予想されている。
(※)1947~49年の第1次ベビーブーム期に生まれた人たちのことを「団塊の世代」と呼び、その子どもたちのことを第2次ベビーブーム世代(団塊ジュニア)と呼ぶ。第2次ベビーブーム世代は現在40代半ば。この世代は人口が多いため、団塊の世代と合わせて注目されることが多い。
【メモ】
2065年の人口約8808万人という数は、1955年ごろの人口とほぼ同じです。ただし、当時の平均年齢は27.6歳でした。2015年の平均年齢は46.4歳で、2065年の平均年齢は53.4歳になると予想されています。
※月刊ジュニアエラ 2017年11月号より