小中学生向けのニュース月刊誌「ジュニアエラ」の人気連載「Sexy ZoneのQ&Aステーション」。毎回セクゾのメンバーが読者からの質問に答えてくれます。9月号は佐藤勝利くんが、ジュニアエラの読者世代のお母さんからの質問にアドバイスしてくれました。
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【質問】
うちの12歳と14歳の息子は、休みの日になるとダルダルしてゲームばかりしています。みなさんはジャニーズに入ろうと決めて頑張っていた時期だと思うのですが「今、これを経験しておいたほうがいいよ!」というアドバイスがあれば教えてください。 (ももみかん・41歳)
【回答】
僕、親から「これをしなさい」って押し付けられたことってないんだよなぁ。ジャニーズだけなんですよ……いや、「押し付けられた」じゃなくて、「きっかけを与えてもらった」だね(笑い)。でも、それも本当に僕のことを思って勧めてくれてるのがわかったからやる気になった。そういう意味では、僕が何か言うより、ももみかんさんが本気で子どもに伝えるアドバイスのほうが、絶対に響くと思うなぁ。
うちは逆に「勉強ばかりしてないで」と言う親だったんです。きょうだい全員、勉強家なんですよ。でもそれはたぶん、それぞれが好きなことを見つけて、将来につなげていったからだと思う。好きなことだと心が動くから、体も動くんだよね。それを親が否定しなかったというか。
この世界に入る前、僕は車が好きで、自動車メーカーをつくりたかったんです。自分一人だと限界があるから、一度大手メーカーに就職してから独立しようと思って。小学生なのに具体的でしょ(笑い)。自分で調べて、工場見学の予約も入れて、親の同伴が必要だったから、ついてきてもらったりもしてましたね。ジャニーズに入ってからはそっちに夢中になったけど。だから、まずは息子さんたちの心が動く「好き」を見つけるサポートをしてあげたらいいんじゃないかな。好きなことが見つかったら「次、どうすればいいか」が見えてくる。そしたらダルダルも減ると思うから。
将来につながらなくても、心から好きなものに取り組んだ経験は、人としての成長になると思う。でも、心が動かない、やりたくないことばかりやっていたら、大人になって本当の「好き」がわからなくなってしまうんだよね。2人が見つけてくる「好き」を肯定して寄り添って、伸ばしてあげてほしいですね。
次のページへ菊池風磨くんからのムチャぶり!