子どものやる気が出る5つのアクション

アクション1

親の声よりタイマー

 親が時間を知らせると、子どもは管理されていると感じます。時間の確認はタイマーを活用して。「残り時間がわかるデジタル表示がおすすめ」(石田さん)

アクション2

クイズ、ゲーム形式で楽しく

 学習に「○○したい」を。「クイズ要素がある、勝敗が出る、ステージが上がる、レベルアップするなど。やればできるんだと思えるように」(鎌倉小学校教諭、根本さん)

アクション3

時にはご褒美方式もアリ

「100点とったら○○がご褒美」という方法は賛否が分かれるところ。「○○を子どもが決めて、頑張れば目標に届く経験にすることが大切」(根本さん)

アクション4

「読む」「書く」「話す」などリズムをつける

 基礎学習は淡々とした内容が多く、子どもは魅力を感じづらいもの。「漢字練習にも学び方はたくさんあります。下記を組み合わせてリズムをつけ、楽しさを加えてみてください」(根本さん)

〇漢字練習のバリエーション……声に出して読む/書き順を確認/なぞり書きする/指で空中に書いてからノートに書く/熟語を見つけて文章をつくる

アクション5

10分間など区切りをつくる

 学習時間には区切りをつくって。設定は5分でもOK。「途中でも時間だよと区切ると、子どもから『もう少し、ここまで解きたい』と言ってきます」(石田さん)

(取材・文/岩崎美帆)

「学習習慣」は小学校低学年のうちに身に付けたほうがいいと教育のプロがいうワケとは?
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岩崎美帆
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