――家でゴロゴロしてばかりいるのも気になります。

 4年生くらいから、学校生活もどんどん忙しくなります。子どもたちは、外では頑張っているのではないでしょうか。さらに、塾や習い事も、低学年のうちは「楽しい」で通えていたけれど、だんだんレベルアップして難しくなるし、重くなってくるころ。家は唯一リラックスできる場所なのです。外では緊張して認知機能をフル稼働させているかもしれませんが、家ではそれが緩んで「だるい」「面倒」と本能の赴くままになる。それもありですよね。「うちはリラックスできる場所なんだな」と、おうちモードを見逃してあげましょう。

(取材・文/三宅智佳)

小4の娘に「うざい」と言われてショックを受ける母親に、教育のプロが伝えたい「子どもが暴言を吐く」理由
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三宅智佳
編集者・ライター 三宅智佳

編集者、ライター。出版社で女性誌の編集を経て、フリーに。ファッション誌や書籍を中心に活動、現在は「AERA with Kids」誌面の編集・執筆を多く手がけるほか、WEBでも子育てや教育分野、著名人インタビューなど精力的に執筆を行う。生活まわりのグッズや本紹介も得意。

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