子どもの成長が著しく、これまでの「子どもらしい姿」から印象が変わってくる小学4・5・6年生。親子関係にも変化があり、バトルが起きがちです。そんな時期をどうやってうまく乗り切ってきたのか、先輩ママたちに成功談を聞いてみました。子育て情報誌「AERA with Kids2024冬号」からご紹介します。

MENU とにかく「夕食」だけはそろって食べました 親以外の大人と関わる場をつくる 子どもの選んだことを認める 体調を崩したときやさしい一面を発見!

とにかく「夕食」だけはそろって食べました

「5年生くらいから息子の口数がだんだん減ってきました。『このままでは会話がなくなってしまう!』と感じて、とにかく夕飯だけは家族そろって食べるようにしました。それまでは、習い事などで遅くなった息子とは別々に食べることも多かったのですが、できるだけ夫の帰りも待って家族4人でテーブルを囲むように。向かいに座る息子は、なにか聞くと『うん』とか『ちがう』なんて短い返事しか返ってこないことも多かったです。中学生になると、案の定ますます忙しくなりました。相変わらずそっけないままですが、親子の会話はあります。あの時期に、会話を途切れさせなくて本当によかったと思っています」(中2男子、小5女子の母)

親以外の大人と関わる場をつくる

「息子は3年生から野球チームに入り、コーチやほかのお子さんの保護者など、親以外の大人にずいぶんお世話になりました。親の話はスルーするくせに、ほかの大人の言うことはきちんと聞くので(笑)、私は一歩引いて、難しい時期を乗り越えました」(高2女子、中3男子の母)

「マンションの同じ階に、娘が小さいころから仲良くしてくれている9歳年上のお姉さんがいます。娘が小5のとき、お姉さんが英語を話しているのを聞いて『かっこいい!』と英語に開眼。今は、英語の成績は学年でつねに5位以内です。お姉さんのおかげです」(中3女子の母)

子どもの選んだことを認める

「自分の子どもでも、理解できないことはけっこうあるものです。でも、子ども自身が選んだことや考えたことは、『そうなんだ』と受け入れるようにしています。心の中では『あ、そっちかー』と思っても(笑)」(高2・小5女子、中3男子の母)

「おっとりした性格の娘。小4から始まるクラブ活動で選んだのは手芸クラブ。実は、私は内心ダンスクラブに入ってほしかったのです。でも、ティッシュケースやお弁当袋など、かわいい作品を持って帰ってくる(笑)。一緒に生地を見に行ったり私が教えてもらったりと、娘の好きな世界を知ることができてよかったです」(高2女子の母)

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AERA with Kids編集部
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