――出産は立ち会えましたか?
それが、立ち会えなかったんですよ。予定日周辺は休みを多めにとっていたんですけど、予定日を1週間くらい過ぎても生まれなくて。生まれた日は朝、陣痛がきて病院には一緒に行けたんですけど、妻が苦しんでいるなか、仕事で大阪に行かないといけない時間になって。もしかしたら大阪から戻ってくるまで生まれないかも、と言われたんですけど、急遽状況が変わって午後1時くらいに生まれました。ちょうどステージで「おっぱっぴー」してたときに。
――大阪から戻ってすぐに病院へ?
コロナが再び流行り出した時期で、会えたのは生まれて2日後でした。もちろん喜びはありましたけど、なんだかフワフワしていましたね。
――現実感がないような?
正直、そんな感じですね。スキンシップをするとか、一緒に過ごすなかで徐々に実感がわいてきた感じです。
産後の不安定な時期には肩もみ
――息子さんが生まれて考え方やお仕事への姿勢に変化はありましたか?
女性は出産という劇的な変化があるけど、男性はそれがないから、自分自身で意識を強く変えないといけないと思いましたね。それまでは仕事に役立ちそうな勉強をすることが、やるべきことの優先順位の上位だったんですけど、それより赤ちゃんの情報を調べることのほうが上になりました。ミルクを早く作る方法、赤ちゃんを寝かせる方法、夜泣きをなくす方法とか。仕事現場では子どもがいるスタッフさんたちに、とにかくいろいろ質問していましたね。妻が少しでもラクになるように、って考えていました。
――産後の奥さまはどんな様子でしたか?
ホルモンバランスの変化によるものなのか、イライラすることも、泣いていることもありましたね。
――そういうとき、小島さんはどうされていましたか?
肩もみです。不用意に「こうすれば?」みたいな提案をしても、それは妻がすでに試していることだったりするので。あと、ちょうど2カ月くらいのときに産後ケアホテルを紹介してもらったので、お世話になりました。4泊ゆっくりできて、妻もすごくリフレッシュできたと喜んでいました。
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