YouTubeにゲーム……子どもにとって楽しいデジタルツールも、最近ではうまく活用する方向に意識が向いているご家庭も多いのではないでしょうか。しかし日々を過ごすなかでは、度を越えて使ってしまう悩みも尽きません。コミックエッセイストで3人男子の母、tomekkoさんの家では、この冬、兄弟げんかをきっかけにデジタルツールをすべて取りあげました。強制的に取り組んだ「デジタルデトックス」期間。子どもたちはどんな行動をとったのか、家族の関係はどう変化したのかについて綴ります。
年が明けたと思ったらもう1月が終わろうとしている現実に呆然としてるんですが……今年はカレンダーの並び的に正月休みが長かったせいか、どうもシャキッとしないひと月でした。
全員おうち大好きな子どもたちも、この冬休みは特別家族で旅行やアクティビティに出かけたわけでもなかったのですが、それはそれで時間に追われない、ゆったりとしたお休みで満足度は高め。
実は今回は冬休み前にちょっと事件がありまして、ま、ある意味そのおかげでいつもとは違った家時間になったように思います。
というのもわが家、子どもたちの「デジタル・デトックス」を強制執行することになったんです。
わが家ではネットは無理に規制せずある程度早い段階から子どもに触らせ、動画もゲームもそれなりにやらせています。いくつか親の価値観的にやめてほしいものはありますが、本人たちの好きなジャンルがそこに引っ掛かっていないので、ルールの範囲内で楽しく遊べていると思っていました。
さらにマインクラフトなどは遊びながらちょっとした学びにもなっていることで付加価値を感じていたりもして。ゲームやスマホ、別に悪くないじゃん。ほどほどに活用していければ……と。
しかし思わぬところで弊害が起きていました。
マイクラを一緒にやっている次男と三男がゲームの中の出来事で大げんか。せっかく作っていた建物をわざと壊されただの、いや一緒に作ろうとしていただけだの……これがマイクラやるたびに勃発し場外乱闘にまで発展するのです(白目)。
次のページへある日、夫がついにキレ…