編集部の鈴木(3児の父)です。

 年が明け、いよいよ中学受験シーズン本番を迎えました。編集部では、中学受験直前期のご家庭に向けたさまざまなアドバイスをお届けしています。

 まず雑誌『AERA with Kids冬号』の連載「きょうこ先生と中学受験のぞき見!」。ここでは、「受験直前期の過ごし方」をテーマに、中学受験カウンセラーの安浪京子さんにお話を聞き、4ページで紹介しています。

 このなかで安浪さんは「親子ともに落ち着かなくなるかもしれないが、ここからは今までの頑張りを自信につなげる最終調整が必要」と話しています。私も子どもの中学受験を経験しましたが、受験が近づくにつれて焦るのは、子どもより親の私のほうでした。子どものためを思っての声掛けが、今思えば自信をなくす一言になっていたことも。振り返ると反省ばかりです。

 安浪さんは、子どもの自信につなげる具体的な方法として、これまで取り組んできた参考書やテキスト、ノートを積み上げてみて、「こんなにやってきたんだね」という言葉を子どもにかけてあげるのがいいと教えてくれました。以下の動画で詳しく解説しています。

 一方、「予想もしていなかったことが起きるのが受験直前期」と語るのは、AERA with Kids+の連載最新回に登場する、中学受験塾塾長の茂山起龍さん、矢野耕平さんです。ともに父親としてご自身のお子さんの中学受験も経験されているお二人。矢野さんはこんな話をしてくれました。

「大切なのは、何があろうと、子どもには当たらないということだと思います。僕も受験生の親として、想定外のことが起こった際はイライラしました。焦りましたし、パニックにもなりましたが、そんな状況でも子どもにはイライラを向けないということだけは守りました」

 中学受験で目指すのは「志望校の合格」ではありますが、どんな結果になろうと、親子で笑って終われれば中学受験は大成功だと思います。受験生、ご家族にとっての「幸せな中学受験」になることを、心よりお祈りしております。

(編集部・鈴木顕)