お昼寝はできればしないほうがいい

 お昼寝をした日の夜は眠れなくなる……という子どもが少なくないようです。優先すべきは夜にきちんと眠れるようにすることなので、できれば昼寝はしないほうが、夜に眠りやすくなります。もちろん年齢や個人差はあるので、夜きちんと眠れるなら、昼寝しても問題ありません。

【夜編】

お風呂上がりに全身しっかり保湿

 皮膚は外敵の侵入を防ぐバリアでもあります。皮膚が乾燥によって敏感になり、不安定な状態になると、それを補修するための抗体が優先的に作られます。するとウイルスなどが体内に入ってきたときに余裕がなく、100%のパワーで迎え撃つことができなくなってしまいます。かゆくてかいた細かい傷からはウイルスや菌が入りやすくもなります。肌が潤ったお風呂上がりにクリームでフタをして保湿をしましょう。

眠るときは真っ暗がベスト

 暗闇を怖がる子は多いですが、質のよい睡眠を得るためには、真っ暗が最適です。睡眠ホルモンであるメラトニンは光を感じると分泌が止まってしまうからです。免疫機能は眠っている間に強化されるので、朝まで熟睡できる環境作りをしたいもの。どうしても暗闇を嫌がる場合は、フットライトなど、直接目に光が入らないものをつけましょう。

(取材・文/石村紀子)

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