副交感神経
〇リラックスモードになる 〇心拍数が下がる 〇血管が広がる 〇血圧が低下する 〇汗が減る 〇唾液がさらっとする 〇胃腸の働きが活発になる

当てはまるものがあるか、チェックしよう!

朝・昼・晩 免疫力をアップするコツ 実践編

 自律神経を整え、免疫力を高めるコツを朝、昼、晩のシーン別に紹介します。毎日積み重ねて、ウイルスに負けない体を作りましょう。

【朝編】

朝ごはんは必ず食べる

 寝ているあいだもエネルギーは使われており、朝は血糖値が下がっています。1日を元気に過ごすためには、朝ごはんを食べて血糖値を適度な値まで上げる必要があります。朝食を抜くとアドレナリンが出て、無理やり血糖値を上げようとしますが、このホルモンは交感神経を優位にしてしまいます。また、免疫として働く抗体はたんぱく質が原料ですが、とりだめができないので、毎食とる必要があります。とくに朝食は不足しやすいので、意識して食べましょう。

厚着のしすぎはNG。体温調節できる服装を

 寒いからと厚着をしすぎるのは逆効果。体温調節は自律神経が担っていますが、使っていないと衰えてしまうのです。寒いところで体温を上げる、外と室内の寒暖差を利用するなどで、血管を縮めたり広げたりする訓練をしましょう。かいた汗で冷えないように、着脱しやすい服装がおすすめです。

【昼編】

おやつはお菓子ではなく、たんぱく質や食物繊維がとれるものを

 甘いお菓子の多くは「エンプティ・カロリー」な食品です。糖質や脂質が多いのでカロリーは高いのに、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養素がほとんど含まれていないという意味です。糖(グルコース)が体内に入るとインスリンというホルモンが出て、細胞にその糖を取り込みます。すると満腹中枢に、エネルギーが充電されたという情報が送られるので、「満腹だ」と脳が勘違いします。その結果、ごはんが食べられなくなるなど、栄養不足の原因に。おやつは本来、栄養を補完するためのもの。食べるなら不足しがちなたんぱく質や食物繊維がとれるものを。甘いものが食べたいなら焼き芋や焼き栗などがおすすめです。

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