――厳しい勝負の世界にいた現役時代、ご家族はどのような存在でしたか?
結果がすべての世界ではありますが、勝ち負けに一喜一憂することなく、野球を楽しく続けられたのは、家族のおかげです。僕1人ががんばっていたわけではなく、家族みんなでがんばって、戦ってきたなという感覚がありますね。
――試合が終わって帰宅したとき、お子さんたちはどんなふうに迎えるのですか?
勝ったときは「おめでとう!」、負けたときは「次、がんばってね」とか。遠征から帰ってくると、遅い時間でも起きて出迎えてくれることもありました。子どもたちの顔を見たくて僕のほうから起こしちゃうこともあるんですけど(笑)。本当に、家族一緒に戦ってきましたね。
(構成/中寺暁子)
※後編<4人の子のパパ・岩隈久志が語る、野球を始めた息子への思い「気になることはたくさん。でも口は出さない」>へ続く
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