はじめまして! 長野県・北アルプスの麓で夫と小学4年生の息子と3人で暮らす、ゆうこと申します。Instagramでは北アルプス地域の情報をメインに発信しています。
わが家は2023年4月に千葉県から長野県大町市へ移住しました。「環境」や「体験」が子どもや家族にどれほどの影響を与えるか、日々感じながら暮らしています。今回の記事では、私たち家族の移住前・その後をご紹介します。
きっかけは夫のひとこと
「二拠点生活って、いいよね」
2020年1月、この夫の何気ないひとことで、我が家のライフスタイルが変わり始めました。二拠点? どうやって暮らしているの? よくわからないけど「楽しそう、ワクワクする!」と感じたことを覚えています。
二拠点以外にも、山村留学や週末移住など、さまざまな選択があることがわかりました。私たち家族にとってどんな環境で暮らすのがベストなのか、漠然と考え始めました。
コロナ禍での変化
コロナ禍で外出や体験の機会が減りましたが、夫がフルリモートで働けるようになったことは大きな変化でした。
どこでも仕事ができるなら「自然豊かな環境でのびのびと暮らしながら子育てしたい」と思うように。いっそのこと「移住」もアリかも?
2021年春ごろから、環境を変えることを本気で考えるようになりました。
環境を変えるなら、ファミリーキャンプやスノーボードで行く機会が多い長野県がいいなぁ…と場所をイメージし始めたのはこの頃からです。
決断、そして行動
家族全員で「移住しよう!」と決断したのが、2021年の夏でした。
移住フェアに参加したり、都内アンテナショップで相談してみたり。行動に移してみると目標が「いつか移住したい」から「いつ移住する?」に具体化しやすいと実感します。
2021年秋から2022年の年始にかけて移住候補地をいくつか訪れ、旅行を兼ねて現地調査を楽しんだのも良い思い出です。
準備で心がけたこと
2022年春までには、移住候補地を長野県大町市に決定。
北アルプスの自然、住環境、教育、アクセス面などさまざまな理由がありますが、一番の決め手は実際に訪れての「肌感」でした。
「地域になじめるか?」は気になるポイントでした。移住時期を決めてからは、季節ごとに現地を訪れて地元の学校を見学したり、教育環境についても調べました。冬の寒さや積雪量もわからなかったのですが、市がサポートする移住相談会で先輩移住者さんのお話を聴き、疑問や不安に答えていただけたのも大変ありがたかったです。実際に「お試し暮らし」を体験できたのも、移住後のイメージにつながったと思います。
移住の準備を進めながらも、最終的には「なんとかなる!寒さは楽しむ! 住んでみてムリなら戻ればOK!」と楽観的な気持ちで進めていたのを思い出します。親の都合だけではなく、息子の想いにも傾聴すること、本音で言い合える家庭の環境づくりも準備の段階から心がけていました。
移住は「遠くへの引越し」
「移住」ときくと、ものすごいことをしているように感じるかもしれませんが、言い換えれば「遠くへの引越し」。通常の引越しと大きくは変わらないかもしれません。引越日が決まれば、あとは粛々と準備し、手続きをするのみ。断捨離の良い機会にもなりました。
2023年4月、移住してから初めて見た北アルプスの美しさは忘れられません。役所での手続きも終わり、いよいよ新しい暮らしがスタートするという実感がわいてきました!
家探しや仕事探し、役所の事務手続きなど、その最中は大変と思うこともありましたが、終わってしまえば話のネタ。話題が増えた、とポジティブにとらえています。
次回は、息子の成長、移住後の暮らしはどう変わったのかなどをブログ記事にまとめたいと思います!
(文/ゆうこ)