家を出るときに忘れないためには持ち物チェックリストが有効

 子どもが家を出るときに「忘れ物ない?」と聞く人は多いかもしれません。子どもは元気よく「ない!」と答えるでしょう。聞くだけムダな質問ですね。

 確認するなら「体操着は?」「うわばきは?」「水筒は?」と具体的に聞くべきです。でもそれを親がやるのではなく、自分でできるようになってもらいましょう。自分でチェックリストを作り、それを見ながらランドセルに道具をしまい、出がけに再確認する習慣を身につけてほしいのです。

 チェックリストは紙に書いて壁にはってもいいですし、付箋に書いてランドセルなどにはりつけるという方法もあります。私のおすすめは、ホワイトボードとマグネットシールです。持ち物を一つひとつ紙に書いて、裏にマグネットシールをはります。イラストにするとさらにわかりやすいですね。明日持っていくものをホワイトボードにはりつけておき、ランドセルに一つ入れるごとに、「済」のところに移動するのです。

 ランドセルに入れられないものもありますよね。体操着、うわばき、書道セット、プールセット、リコーダーなどなど。これらは前夜のうちに「いやでも目につく場所」や「邪魔になる場所」におくのが効果的です。持ち手がついたものであれば、玄関のドアノブにひっかけておくのがベスト。床におくと視界に入らないので、またいで出かけてしまいます。小さくて目につきにくいものは、靴の中に入れておくという手もあります。いっそランドセルに全部ひっかけてしまうのも一つの方法です。

「子どもが宿題せずにダラダラ」を解決する方法は? 専門家が教える「しくみ」づくりのコツ【チェックリスト付き】
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