思春期&反抗的な態度

――声かけをすると、「わかっている!」と反抗的な返事…(小5女子)

 どんな声をかけたらそういう態度になったのか、きっかけとなる出来事を振り返ってみましょう。もし思い当たる理由があったら逆の対応をして様子を見ます。親を煙たがるなら、声をかけないなど。普段から勉強の話抜きで対等な雑談をするのもおすすめ。雑談も嫌がるならそっとしておきましょう。(石田さん)

――反抗的な態度をするので扱いにくい(小6女子)

 5、6年生の子どもたちは自律的に動く時期なので、反抗的な態度は「自分で決めたい・考えたい」サイン。「宿題を何時からやるのか」「なにからするのか」など、できることからでいいので「自分で決める」ことを作ってみてください。「自分で決めたら責任が伴う」と知ることも学びの一つです。(白坂さん)

勉強の意味

――勉強をする意味や意義を伝えられない(小3男子)

 社会が不透明な時代ですから、見えにくい社会の中ではどこに課題があるのか、子どもたちが「問い」を持つことのほうが、その後の生き抜く力になると思っています。勉強の意味や意義を聞かれたら、迷わず「問いを磨く力」と答えます。少し前は「問題解決力が大事」と言われていましたが、今は情報をつかめるし、解決するためのアプローチも探しやすくなってきたと思います。(白坂さん)

(取材・文/AERA with Kids編集部)

勉強を“自分からやる子”にみられる「共通点」とは 子どもの「やる気」をなくす声かけ、引き出す声かけ
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AERA with Kids編集部
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