文章読解
5)国語の読解問題が苦手(小3男子)
「耳」を使うほうが内容を理解しやすいので、ぜひ問題や本文の読み聞かせをして一緒に解いてみてください。例えば設問を読んで「傍線1の○○の気持ちは次の①②③のどれですか? さあ、どれだと思う?」とクイズにする。わからなければ傍線1の本文を読み聞かせる。耳で聞いて理解できたら一人でも読めるようになっていきます。(石田さん)
作文
6)作文や日記を書くのに時間がかかる(小2男子)
「今日は特に書くことがない」というお悩みは多いです。そんなときは書き出しだけ「お題」を与えてみてはどうでしょう。例えば「今日はうれしいことがありました」につなげて書くとどんな文章になるかな? ほかに「音から入ってみる」「まわりの景色から入ってみる」など、書き出しのお題をお子さんと相談してみてください。(白坂さん)
やる気と集中力
7)途中で勉強以外の別のことに興味が出てしまう(小1男子)
性格やタイプにもよりますが、子どもの集中時間は大人が思っているよりうんと短く、5分の子もいれば10分の子もいます。時間がもたない子どもには勉強を小分けにする作戦がおすすめ。例えば10分を4回行うなど、集中時間に合わせて時間を刻むと効率が上がりますよ。(菊池さん)
暗記
8)理科、社会科の暗記ができない(小5男子)
社会科は人名や年号を覚えるような暗記で、理科は解き方の手順を覚える感じが多いですね。社会はキーワードと関連づけながら覚えると入りやすいです。例えば「徳川家康」と覚えるよりも「徳川家康はどこに住んでいたの? 江戸城? 行ってみよう」と実際出かけたら江戸幕府に興味が出て覚えやすくなるなど。理科は手を動かして確認する体験が、覚えやすさにつながりますね。(加藤さん)
(取材・文/AERA with Kids編集部)
朝日新聞出版