<自分に対しての場合>

 この「楽しむには?」というマジックワードは、実は自分自身に使うと最も効果を実感できます。なのでまずは、自分に対して使ってみることをおすすめします。
たとえば、次のように使っていきます。

  • 「毎日の家事、どうしたら楽しめるかな?」
  • 「朝、ワクワクして起きるにはどうしたらいい?」
  • 「毎日、会社に行くのが楽しくなるためには?」
  • 「今のルーティン化した生活を楽しむにはどうしたらいいかな?」

 こうやって自問自答すると、「何か」がわき上がってきます。それを「実験」としてやってみるのです。楽しみを誰かが持ってきてくれると思ってはいけません。楽しみとは、自分でつくり上げるものです。

 以上のように、さまざまな例をあげました。「楽しむには?」─このマジックワードを使うと、心が前向きになって「積極思考」がつくと同時に、「方法を考える」ようになるため、頭脳のスペックが上がっていくのです。

※『同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)から

同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか? (ディスカヴァー携書)

石田 勝紀

同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか? (ディスカヴァー携書)
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石田勝紀
石田勝紀

教育評論家。教育デザインラボ代表理事。2016年からカフェスタイルの勉強会「Mama Cafe」を展開。全国で年間130回以上、累計1.3万人以上のママたちが参加。近著 『子どもを育てる7つの原則』(大和書房)、『のびる子はやっている最大効果を出す〜小学生の勉強法』(新興出版社)ほか著書多数。

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